データマネジメント
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データマネジメントとは?~データ管理・運用のベストプラクティスを解説!

目次

はじめに

データは、企業がどのように働き、どのような業績を上げるかについて、極めて重要なものです。企業はデータを理解し、多くのシステムやテクノロジーから生み出される情報の中から意味を見出す必要があります。この点で、データは中心的な役割を担っています。サプライチェーン、従業員ネットワーク、顧客やパートナーのエコシステムなど、あらゆる種類のデータを実用的かつ効率的に活用するためには、強力な戦略、管理、データマネジメントモデルが必要です。この記事では、データ管理・運用について知っておくべきことと、データ管理・運用にのベストプラクティスについて説明します。

データマネジメントとは?

データマネジメントとは、データを安全かつ効率的で、費用対効果の高い方法で収集、保存、利用するための学問であります。データマネジメントの目的は、個人や組織がポリシーや法律の制約の中でデータの利用を最適化し、企業の利益を最大化するような選択や行動を取れるよう支援すると言う意味です。企業が価値を生み出すために無形資産にますます依存するようになった今、強力なデータ管理戦略はこれまで以上に不可欠なものとなっています。

組織において、デジタルデータの管理には、さまざまな義務、規則、プロセス、慣行が伴います。データ管理というタスクは、以下のような幅広い問題を内包しています。

  • 様々なデータ層からデータを作成、読み込み、更新すること
  • データはオンプレミスだけでなく、複数のクラウドに保存する必要があること
  • 高可用性と災害復旧を提供すること
  • データは、増え続けるアプリや分析、アルゴリズムに利用されること
  • 顧客のデータのプライバシーとセキュリティを確保すること
  • データは、保存期間と規制上の義務に従ってアーカイブされ、破棄されるべきであること
  • 正式なデータ管理計画は、ユーザーと管理者の行動、データ管理技術の能力、法的義務の要求、そしてデータから価値を引き出したいという組織の要望を網羅すること

なぜデータマネジメントが重要なのか?

データマネジメントは、効率的なデータ分析を大規模に実施し、消費者に価値を提供し、収益を向上させる重要なインサイトを導き出すための重要な第一歩となるものです。優れたデータマネジメントにより、組織全体が信頼できるデータを特定し、アクセスすることができます。優れたデータ管理ソリューションの利点は、以下のとおりです。

視認性

データマネジメントは、組織のデータ資産の可視性を高め、個人が研究に必要なデータに迅速かつ自信を持ってアクセスすることを容易にします。データの可視化により、スタッフがより効果的に業務を遂行するために必要な情報を発見できるようになり、企業はより組織的かつ効率的になることができます。

信頼性

データの使用に関する手順や規則を確立し、ビジネス全体の選択に使用されているデータへの信頼を高めることで、データ管理は起こりうるミスを減らすのに役立ちます。企業は、信頼できる最新のデータがあれば、顧客の要求や市場の変化に、より効果的に対応することができます。

セキュリティ

認証と暗号化ソリューションにより、データ管理はデータの損失、盗難、侵入から会社と従業員を保護します。強力なセキュリティは、重要な企業情報がバックアップされ、主要なソースに障害が発生した場合でも検索可能であることを保証します。さらに、データに個人を特定できる情報が含まれている場合、消費者保護法に準拠するために適切に管理する必要があるため、セキュリティはますます重要になります。

スケーラビリティ

データマネジメントは、データおよびメタデータを最新の状態に保つための反復可能な手順を用い、企業のデータ利用を拡大することができます。手順が簡単であれば、同じ調査を何度も行う、コストのかかるクエリーを再実行するなど、重複による余分なコストを最小限に抑えることができるかもしれません。

7種類のデータマネジメント

データマネジメントは、以下のいずれか、または複数のタイプに分類することができます。

マスターデータ管理

マスターデータ管理(MDM)は、組織が常に最新で信頼できる単一バージョンの情報を使って業務を行い、それに基づいてビジネスの意思決定を行うためのプロセスです。すべてのデータソースからデータを収集し、一貫性のある信頼できる単一のソースとして表示し、他のシステムにデータを複製するには、適切なテクノロジーを使用する必要があります。

データ後援

データ後援は、情報管理のルールを作るのではなく、全社的にそれを実施・徹底させる役割を担っています。データ後援はその名の通り、ビジネスデータの収集と移動のポリシーに目を配り、ベストプラクティスが守られ、規則が守られていることを確認する役割を担っています。

データ品質管理

データ後援がデジタル保安官のようなものだとすれば、データ品質管理者はその裁判所書記官のようなものでしょう。品質管理は、取得したデータを検索して、重複する項目や矛盾するバージョンなど、根本的な問題を探すのが仕事です。データ品質管理者は、指定されたデータ管理システムに支援を提供します。

セキュリティ

セキュリティは、今日、データ管理において最も重要な要素の一つです。DevSecOpsのような新しいプラクティスは、アプリケーション開発とデータ交換のあらゆるレベルでセキュリティへの配慮を盛り込んでいますが、セキュリティ専門家は依然として、暗号化管理、不正アクセスの防止、不注意による移動や削除の防止など、最前線の課題を担っています。

データガバナンス

データガバナンスは、企業の情報のあり方についてのルールを確立するものです。データガバナンスのフレームワークは、企業情報の入力、流れ、保護に関する原則を示すという点で、憲法に似ています。データガバナンスは、スチュワード(他人から預かった資産を、責任をもって管理運用する担当者)、品質管理の専門家、セキュリティチーム、その他の人々やデータ管理プロセスのネットワークを監督し、マスターデータ管理戦略をサポートするガバナンスポリシーを追求するものです。

ビッグデータ管理

ビッグデータとは、膨大な量のデジタルデータを取得し、分析・活用し、業務を高度化するための総称であります。一般に、このデータマネジメントの分野は、大量の生データの入力、整合性、保存に特化しており、他のマネジメントチームは、運用とセキュリティの強化やビジネスインテリジェンスの生成に利用しています。

データウェアハウス

情報は現代のビジネスの基盤です。しかし、その膨大なデータ量をどう処理するかは大きな課題です。データウェアハウスは、生のデータを収集し、それを徹底的に分析してビジネス上の洞察を得るために必要な物理的またはクラウドベースのインフラを提供し、管理するものです。

すべてのデータマネジメント組織の具体的な要求には、これらのやり方のいずれか、またはすべての組み合わせが必要かもしれません。マネジメント分野に精通することで、データ管理者は特定の状況に合わせたソリューションを作成するために必要な知識を得ます。

データマネジメントを成功させるためのベストプラクティス

データマネジメントは、データの取得、検証、保存、保護を一貫した方法で行うことを保証する重要なビジネスエンジンです。エンドユーザーがデータの信頼性、アクセス性、最新性に満足できるよう、適切なプロセスを確立し、実施することが重要です。ここでは、データを可能な限り効果的かつ効率的に管理するために、組織で検討すべき7つの推奨事項を紹介します。

ファイルの命名規則やカタログをしっかり作る

データを使用するつもりなら、データの場所を特定できなければなりません。管理できなければ、データを利用する際に参照することができなくなります。長期的なアクセスを考慮し、識別しやすい説明的で標準化されたファイル名と、ユーザーがデータセットを検索して発見できるファイル形式を使用して、ユーザーにとってアクセスしやすいファイルシステムを作成します。

日付を記載する際の一般的な書式は、YYYY-MM-DDまたはYYYYMMDDです。

時刻を記載する場合は、UNIXタイムスタンプまたはHH:MM:SSのような24時間の定義されたフォーマットを使用することが推奨されます。組織が全国規模、あるいは世界規模である場合、消費者は必要な情報がどこから来るのかに注目し、タイムゾーンによって検索する可能性があります。

データセットのメタデータを慎重に検討する

メタデータは、基本的には、使用しているデータに関する記述的な情報です。データの内容、構造、権利に関する情報を提供し、将来的にデータを見つけて利用できるようにする必要があります。検索や発見が可能なこの正確な情報がなければ、何年も先までデータを使用できるかどうか当てにすることはできません。

カタログ項目の例としては下記が挙げられます:

  • データ作成者に関する決まりごと
  • このセットに含まれるデータについて
  • データフィールドの説明
  • データが作成された時期・場所
  • どのようにデータを作成したのか

このデータは、データが発生元から移動先まで移動する際に、データの系統(データリネージ)を作成し理解するのに役立ちます。これは、データの接続をマッピングして記録する際にも有効です。しっかりとしたデータガバナンスプロセスを構築するための最初のステップは、安全なデータリネージに情報を提供するメタデータを収集することです。

データストレージ

ストレージ戦略は、生成されたデータを回収できるようにするために、ワークフローの重要な部分となります。自社に合ったデータのバックアップと保存の方法を見つけることがポイントです。大企業に適したソリューションは、小規模なプロジェクトの需要には適さないかもしれないので、要件を慎重に検討してみることは必要です。

検討したいストレージ先とは:

  • コンピューターのローカルドライブ
  • 外付けハードディスク
  • ネットワーク接続されたドライブ
  • クラウドストレージ
  • 光ストレージ
  • フラッシュドライブ

3-2-1アプローチ

3-2-1アプローチは、基本的なストレージ戦略であり、広く使われています。この方法論では、「3:データのコピーを3つ保管」、「2:2種類のストレージシステムを使用」、「1:そのうちの1つをオフサイトに保管」することを推奨しています。過度に冗長であったり、過度に困難であったりすることなく、この戦略はスマートなアクセスを提供し、1つのストレージが失われたり破壊されたりした場合でも、常に複製が利用できるようにします。

ドキュメンテーション

データマネジメントのベストプラクティスを考えるとき、ドキュメントを無視することはできません。一般に、データがなぜ存在し、どのように使用されるべきかを説明する多数のレベルの書類を提供することは良いアイデアと言えます。

書類のレベルについて:

  • プロジェクトレベルの書類
  • ファイルレベルのソフトウェア書類 (将来のユーザーが異なるバージョンを使用する場合、矛盾やソフトウェアの問題が発生しても解決できるように、プログラムのバージョンを含める)
  • コンテキスト文書(なぜそのプロジェクトが作られたのか、仮説が証明されようとしているのか、反証されようとしているのか、などあらゆるコンテキストを示すことが不可欠です)

データ規則へのコミットメント

部署や会社のリーダーがデータ実験と分析を促進することを確認することは、データ規則にコミットすることの一部です。これは、リーダーシップと戦略が必要な場合だけでなく、十分なトレーニングを行い、それを受けるためにお金や時間を割く必要がある場合にも重要です。さらに、リーダーシップの援助と横並びの協力があれば、組織のチーム全体でデータコミュニケーションを改善することが可能になります。

データの品質、セキュリティ、プライバシーの信頼性

データ品質にこだわる文化を醸成するためには、プライバシーに配慮した安全な環境づくりに取り組むことが必要です。社内コミュニケーションやプランニングのために安全なデータを提供しようとするときや、顧客との信頼関係を築くためにデータや情報のプライバシーを保護する際に、セキュリティはことさら重要です。

ネットワークが安全であることを示し、担当者がデータ・プライバシーの重要性を理解していることを示すために、管理の仕組みを整えることは不可欠です。データ・セキュリティは、今日のデジタル市場において、企業や消費者が購買の意思決定を行う際の最も重要な判断要素の一つとして認識されています。データ・プライバシーの侵害は、一度でも発生すれば企業に致命的なダメージを及ぼす可能性が高いです。前もって入念な計画を立てましょう。

高品質のデータ管理ソフトウェアに投資する

これらのベストプラクティスを同時に考慮する場合、高品質なデータ管理ソフトウェアに投資することが推奨されます。すべてのデータを管理しやすい機能的なビジネスツールに整理することで、必要な情報を見つけます。そして、ビジネス要件に適したデータセットとデータ抽出のスケジュールを構築することができます。データ管理ソフトウェアは、内部および外部のデータ資産と連携し、組織にとって最適なガバナンス戦略を構築できるよう支援します。

データマネジメントのまとめ

データマネジメントは、効率向上し、コスト削減、安全性の保証などの社内側メリットがあります。さらに、社外側のメリットとして、カスタマー満足度を高め、利益を増やし、会社のイメージを守ることなどにも繋がっています。そのため、データマネジメントは非常に重要です。データは会社の財源と思えば、その財源をどうやって利用すれば、新価値を生み出せるかと言う疑問について考えるべきです。

自社でアプリ開発プロジェクトを遂行するノウハウがない場合は、サービスプロバイダーを探すことを推薦します。

CMC Japanについて

ベトナム第2位のICT企業である当社、CMCグループは、ベトナム政府主導の新型コロナウイルス対策に準拠し、ハノイおよび、ダナン・ホーチミン市の3拠点で、オフショア開発を継続して提供しています。

中長期的なリソース計画や開発コストの最適化をご検討の企業様は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

当社は日本のお客様に「止まらない、持続可能な開発」をベトナムオフショア開発で支援しています。

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この記事を書いた人
この記事を書いた人

Hien(ヒエン)
ベトナムハノイ貿易大学のビジネス日本語学部卒。2018年に東京でインターンシップ、その後4年間マーケティング業務に従事。「マーケティングで、社会を変える奇跡を作る」ことを目標に、2020年からはB2B市場を中心に活動。趣味は自己改善、読書、座禅。