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システム開発におけるQA(品質保証)とは?QC(品質管理)との違い

ユーザーの要求や期待を満たす品質の高いシステムを開発するためには。QA(品質保証)およびQC(品質管理)は欠かせません。また、それらを実施するQAエンジニアは必要不可欠な存在であると言えます。

 

本記事では、システム開発におけるQA(品質保証)とは何か、QC(品質管理)との違い、QAエンジニアの定義と役割、QAエンジニアに求められる4つのスキルについてわかりやすく解説します。

目次

システム開発におけるQA(品質保証)とは?

ここでは、システム開発におけるQA(品質保証)の定義とQC(品質管理)との違いについて説明します。

QA(品質保証)とは、製品自体の品質を検証し、不具合や欠陥を特定して修正するための活動です。

品質保証がプロセス指向であるのに対して、品質管理は製品指向であり、主にテストや検査を通じて実施されます。QAでは、機能テスト、ユニットテスト、統合テスト、システムテスト、受け入れテストなどの異なるレベルでテストが実施され、製品が設計通りに動作し、顧客の要求を満たすことを確認するために行われます。

また、非機能テストも重要であり、パフォーマンス、セキュリティ、使いやすさなどの面で製品が要求仕様を満たすかどうかを評価します。QAプロセスでは、検出された欠陥の修正と再テストが繰り返され、最終的に製品の品質が確保されます。

システム開発におけるQC(品質管理)とは?

一方、QC(品質管理)とは、開発プロセス全体を通じて品質が計画通りに達成されることを確認し、顧客が満足する製品を提供するための活動を指します。

品質保証はプロセス指向であり、開発の初期段階から終了まで継続的に実施されます。要件定義や設計段階では、品質目標の設定や適切な技術・手法の選択が行われます。品質保証は実装段階でも継続し、コードの品質やテストケースの適切性を評価し、修正や改善を行うことで、製品の品質向上につながります。

また、品質保証の効果的な実施には、品質保証計画の策定が欠かせません。品質保証計画では、開発プロセス全体における品質目標や評価基準、テスト戦略、リスク管理手法などが明確にされます。

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QA(品質保証)およびQC(品質管理)の違いとは?

システム開発におけるQC(品質保証)とQC(品質管理)の違いを表にまとめると以下のようになります。

 

 

QA(品質保証)

QC(品質管理)

目的

製品自体の品質を検証し、不具合や欠陥を特定して修正する

開発プロセス全体で品質を確保する

指向

製品指向

プロセス指向

活動範囲

主にテストや検査を通じて実施される

開発プロセスの初期段階から終了まで

重要な要素

機能テスト、ユニットテスト、統合テスト、システムテスト、受け入れテスト、非機能テスト

品質目標の設定、適切な技術・手法の選択、評価基準、テスト戦略、リスク管理手法

最終目標

製品の品質を確保し、顧客の要求を満たす

高品質な製品を効率的に開発する

QAエンジニアとは

ここでは、QAエンジニアの定義や役割、主な業務についてご紹介します。QAエンジニアは、ソフトウェア開発プロジェクトにおいて品質を確保し、顧客に信頼性の高い製品を提供するために以下のような役割を担っています。

QAエンジニアの定義

QAエンジニアとは、品質保証(Quality Assurance)に関わるソフトウェア開発プロジェクトの専門家であり、製品の品質を確保するためにさまざまなテストや品質保証プロセスを実施する役割を担います。

QAエンジニアの役割と主な業務

QAエンジニアの役割と主な業務

品質保証計画とテスト計画の策定

QAエンジニアは、品質保証計画やテスト計画を策定し、プロジェクトの品質目標やテスト戦略を明確にします。これには、テストの範囲、リソース、スケジュール、リスク管理手法などが含まれます。

テストケースの作成

製品が要求仕様を満たすことを検証するために、QAエンジニアはテストケースを設計し、テストデータを準備します。テストケースは、機能要件だけでなく、非機能要件(パフォーマンス、セキュリティ、使いやすさなど)にも対応している必要があります。

テストの実施

QAエンジニアは、手動テストや自動テストを実施し、製品の品質を評価します。テストは機能テスト、ユニットテスト、統合テスト、システムテスト、受け入れテストなど、さまざまなレベルで行われます。

不具合報告と追跡

QAエンジニアは、テストで検出された不具合や欠陥を報告し、開発チームと連携して修正を行います。また、不具合の追跡と再テストを行い、修正が適切に行われていることを確認します。

品質指標の分析と改善提案

テスト結果や品質指標を分析し、品質保証プロセスの改善点を特定します。その結果を元に、品質保証プロセスの改善やテスト自動化の導入などを提案し、プロジェクト全体の品質向上に貢献します。

ドキュメントの作成と管理

QAエンジニアは、テスト計画、テストケース、テスト結果などのドキュメントを作成し、適切に管理します。これにより、品質保証の進捗状況や成果物を把握し、プロジェクトチームや顧客と共有します。

品質保証プロセスの監視と評価

開発プロセス全体における品質保証プロセスの遵守状況を監視し、評価します。これにより、品質保証プロセスが適切に実施されているかどうかを確認し、必要に応じて改善措置を講じます。

QAエンジニアに求められる4つのスキル

最後に、QAエンジニアに求められる4つのスキルをご紹介します。

テストスキル

QAエンジニアにとって、テスト技術スキルは最も重要なスキルです。機能テスト、非機能テスト、ユニットテスト、統合テスト、システムテスト、受け入れテストなど、さまざまなレベルでテストを実施する能力が求められます。また、手動テストだけでなく、自動テストツールを使いこなすことが重要です。これにより、効率的に品質を確保し、製品の信頼性を向上させることができます。

課題解決力

不具合や欠陥が発見された場合、QAエンジニアは原因を特定し、適切な修正方法を提案する能力が求められます。問題解決スキルを持つことで、プロジェクト全体の品質向上に貢献し、開発チームと協力して効果的な解決策を実現できます。

コミュニケーションスキル

QAエンジニアは、開発チームや顧客と連携し、品質保証プロセスを円滑に進めるために、コミュニケーションスキルが必要です。不具合報告や改善提案を効果的に伝え、協力関係を築くことで、プロジェクト全体の品質向上が期待できます。

ドキュメント作成能力

QAエンジニアは、テスト計画やテストケース、テスト結果などのドキュメントを作成し、適切に管理する能力が求められます。明確でわかりやすいドキュメント作成能力があることで、品質保証プロセスの進捗状況や成果物をチームや顧客に効果的に伝えることができます。

まとめ

現代のソフトウェアは従来のものと比べ、非常に複雑であり、その開発プロセスは多くのステップや要素を含んでいます。この複雑さは、開発中に様々な不具合や欠陥が発生するリスクを高めます。また、品質の低い製品は、顧客満足度の低下、企業の評判悪化、修正コストの増加や法的リスクなど、様々な悪影響をもたらす可能性があります。QCにより、開発プロセス全体に対して品質を確保し、QAにより製品自体の品質を検証し、不具合や欠陥を特定して修正することで、顧客の要求を満たす高品質な製品を効率的に開発することができます。

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