CMC Corporation、CMC OpenAIを設立 ベトナムAIの未来を切り拓く
2025年8月21日、当社グループはAI開発に特化した新会社「CMC OpenAI(C-OpenAI)」を正式に設立しました。これは、当グループが掲げてきたAI戦略「AI-X:知性をつなぎ、未来を創る」の具現化であり、ベトナムのAIの未来を切り拓く重要な一歩となります。

CMC OpenAIは、コンピュータービジョン、自然言語処理(NLP)、大規模言語モデル(LLM)、音声処理、データレイクハウスなど、25種類以上のコアAI技術を基盤として構築されており、すでに商用化や国際的な評価を獲得しています。これらの技術はCMC Cloud上で稼働し、ベトナムにおけるデータ主権を守る体制のもとで運用されています。
また、教育、医療、金融・銀行、公共行政(法務アシスタントや市民向けアシスタントなど)、製造業など幅広い分野への応用を見据えています。「ベトナムのデータ」「ベトナムの課題」「ベトナムの知性」を生かしたAIエコシステムを構築し、信頼性が高く安全で、世界にも通用するAIを目指します。

設立式では、政府関係者からも「グローバルAIとローカルAIの融合こそが持続的発展の鍵であり、CMC OpenAIはそのモデルケースである」と高く評価されました。
CMC Corporation会長のグエン・チュン・チン氏は、「32年前、私たちは『ベトナムを世界のテクノロジーマップに載せる』という夢から歩みを始めました。2024年にAI-X戦略を掲げ、そして本日のCMC OpenAI設立は、ベトナムの知性・プラットフォーム・志の結晶です。世界的なAIトランスフォーメーションの時代に、ベトナムが力強く飛躍する原動力となるでしょう」と述べています。

さらに、CMCは2028年までに売上高10億USD、年成長率20%以上、従業員規模10,000名(うち40%はAI人材)を目指し、2030年までにベトナム国内トップ5のテクノロジー企業へ成長するという目標を掲げています。
CMC Japanとしては、 CMC Corporationの一員としてこの新会社の設立を誇りに思うと同時に、日本市場においてもCMC OpenAIの技術とビジョンを活かし、お客様と共に新たな価値を創出し、DX推進のパートナーとして歩んでまいります。