dx推進指標

DX推進指標とは|概要、定性指標、定量指標について詳しく解説

DX推進指標とは、経済産業省が2019年に策定した「自社のDX推進を定性/定量の両面から分析・評価できるツール」です。DXを推進しようとしてみたものの、なかなか上手くいっていないという企業も存在するのではないでしょうか。本記事では、『「DX推進指標」とそのガイダンス』に記載されているDX推進指標の概要や、定性指標および定量指標について紹介します。読者のみなさんのDX推進に役立てていただければ幸いです。

1.DX推進指標とは

まずは、DX推進指標の概要や役割を見ていきましょう。

DX推進指標の概要と役割

DX推進指標とは、「自社のDX推進を定性/定量の両面から分析・評価できるツール」のことです。

まず、DXを効果的に推進するための1つ目のステップとして、IT部門やDX部門だけでなく、経営幹部や事業部門など、組織に関わるあらゆる人々が現状や課題に対する共有認識を持ち、自分事として捉えるというマインドが必要となります。

次に、DX推進における取り組み(現状)が、自分たちが思い描いているあるべき姿(未来)に即しているのかを定性・定量の両面で随時分析・評価する必要性があります。自分たちの取り組みがあるべき姿から外れていることが明らかになった場合は、改善案を共有し、再び一丸となってDXの成功に向けて前進していかなければなりません。

DX推進指標をこのステージで有効活用することで、DXを成功へと一歩近づけることができます。

2.DX推進指標の具体的な内容とは

DX推進指標とDX推進企業における役割を確認したところで、具体的な定性/定量指標について紹介します。本記事では、DX推進指標について詳細に記載されている経済産業省が公表している『「DX推進指標」とそのガイダンス』をもとに解説していきます。

2.1.DX推進指標の構成

まず、DX推進指標は、①「DX推進のための経営のあり方、仕組み」に関する指標と②「DXを実現する上で基盤となるITシステムの構築」に関する指標の2つの項目から構成されており、それぞれに定性/定量指標が設けられています。

①「DX推進のための経営のあり方、仕組み」に関する指標

この項目は、「DX 推進の枠組み(定性指標)」「DX 推進の取組状況(定量指標)」の2つの指標から構成されています。

DX 推進の枠組み(定性指標)は、「ビジョン」、「経営トップのコミットメント」、「仕組み」、「マインドセット、企業文化」、「推進・サポート体制」、「人材育成・確保」、「事業への落とし込み」といった要素から構成されています。

DX 推進の取組状況(定量指標)は、「DXによる競争力強化の到達度合い」および「DXの取組状況」から構成されています。

②「DXを実現する上で基盤となるITシステムの構築」に関する指標

この項目は、「IT システム構築の枠組み(定性指標)」、「IT システム構築の取組状況(定量指標)」の2つの指標から構成されています。

IT システム構築の枠組み(定性指標)は、主に「ビジョン実現の基盤としてのITシステムの構築」および「ガバナンス・体制」の2つ要素から構成されています。IT システム構築の取組状況(定量指標)は「ITシステム構築の取組状況」から構成されています。

引用元:「DX推進指標」とそのガイダンス(PDF)|経済産業省

2.2.定性指標の内容

定性指標を構成する2種類の要素

定性指標に関しては、上記の①②の指標ごとに「キークエスチョン」と「サブクエスチョン」が設けられています。それぞれの質問の役割は以下の通りです。

キークエスチョン:経営者が回答することが望ましいとされている

サブクエスチョン:経営者のみならず、経営幹部、事業部門、DX部門、IT部門等と議論をしながら回答することが望ましいとされている

サブクエスチョンの役割からも、DXの推進を価値ある(長期的に利益を生んだり、従業員の負担を低減したり)ものにするために、1つの部門に任せっきりにするのではなく、組織全体で連携し、議論し、積極的に取り組む必要があるということが読み取れます。

定性指標における6段階の評価基準

これは、経済産業省が定めた企業のDX推進における定性指標を6段階で評価するためのものさしのことです。この評価基準を活用することで、自社の現在地を把握し、次のレベルに到達するために求められてる基準を確認し、具体的なアクションへとつなげていくことができます。それぞれのレベルにおける詳細な説明は以下の画像で確認することができます。

引用元:「DX推進指標」とそのガイダンス(PDF)|経済産業省

2.3.定量指標の内容

「DX 推進の取組状況(定量指標)」について

企業によって、DXを推進する領域が異なるため、全ての企業に当てはまるような定量指標は提示されていません。そのため、自社のDX推進に必要な定量指標を自ら選択して算出する必要があります。会社全体でDX推進状況を共有できるようにするという観点から、定量的な指標を設定することは非常に重要です。

例えば、一定の期間において数値目標を設定し、毎年(必要に応じて毎月、毎日など)の定量指標を算出し、計画通りにDXが推進されているかを確認します。

「IT システム構築の取組状況(定量指標)」について

この項目においても、全ての企業において導入できる特定の定量指標というものは存在しません。そのため、ITシステムの構築における取組状況を評価できる、数年単位の定量指標を自ら設定し、DX推進における現状を数値ベースで計測、把握できるようにします。

具体的には、「予算」、「人材」、「データ」、「スピード・アジリティ」等の要素を定量指標として設定することができます。

例えば、自社のDXを推進するために、新たにDX人材を育成したり、採用したりしなければならない場合が考えられます。その際に、その人材はどのようなスキルを持っている必要があり、“何人”必要なのかなど数値で具体的に設定する必要があります。

まとめ

本記事では、DX推進指標の概要、『「DX推進指標」とそのガイダンスに記載されている定性/定量指標について紹介しました。本記事の内容がDX推進に取り組んでいる企業様のお役に立てば幸いです。

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