CMC Japan、
「AI-Xで実現する業務改革とレガシーシステム刷新」セミナーを開催

2025年8月7日、CMC Japanは東京・ビジョンセンター虎ノ門にて「AI-Xで実現する業務改革とレガシーシステム刷新」セミナーを開催しました。本イベントは、日本企業におけるレガシーシステム活用の現状と、AIを活用した最適な刷新ソリューションをテーマに、ミドルマネジメント層、ITリーダー、テクノロジー分野の専門家など、多様な業界からの参加者が一堂に会し、最新の知見と実践的な戦略を共有する場となりました。
登壇者からは、現在も日本企業の6割以上がレガシーシステムを稼働させており、ICT予算の約8割がその保守・運用に費やされている現状が紹介されました。特に大手企業ほどシステムの老朽化や複雑化が進んでおり、保守の難しさ、長年の改修・拡張による構造の複雑化、内部仕様の不透明化(いわゆるブラックボックス化)、そして業務改革や柔軟な働き方を阻む制約などが、競争力強化の妨げとなっていることが指摘されました。


こうした課題に対し、セミナーではAIエージェントがレガシーシステム移行・刷新の有効なアプローチとして紹介されました。AIエージェントは、高度な認知能力と自律性を兼ね備え、意思決定、課題解決、自律的な行動、外部システムとのリアルタイム連携、そして複数ステップにわたる計画立案・実行などの機能を持ちます。これにより、刷新プロセスの効率化、リスクの低減、さらには組織の変革スピードを飛躍的に向上させることが可能となります。
パネルディスカッションでは、CMC Global CTOのダン・ヴァン・トゥ氏、Avanade社の奥平氏、Discoveries社の島田氏が登壇し、「最大の障壁は技術ではなくマインドセットである」との見解を共有しました。経営層が変化を恐れず、積極的に新しい知識を取り入れる“オープンマインド”を持つこと、さらにその姿勢を組織全体に浸透させることで、社員一人ひとりが変革に前向きに取り組める環境を整える必要性が強調されました。また、AI導入は初期段階から大規模に行うのではなく、コストや時間を抑えつつ効果を検証できる適切なスケールで試験的に実施することが、成功への近道であるとのアドバイスもありました。

こうした知見やアプローチは、レガシーシステムの刷新やAI活用を検討されている企業にとって、今後の戦略を描くうえで大きなヒントとなります。CMC Japanは、お客様の課題や目標に合わせた最適なソリューションをご提案いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください: [email protected]